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コスチュームデザインコース

Costume Design Course
subject

ファッションから、コスチュームへ。
芸術大学ならではの表現を追究。

コスチュームとは、自由で芸術的、一点ものの服づくりのこと。
本コースでは、芸術大学だからこそ可能な自由で新しいファッション教育を実践しています。
たとえば、服飾造形の基礎となる技術や理論を学ぶだけでなく、
木材や樹脂を用いた芸術的な作品づくりにも挑戦。
多方面から発想力や創造力、表現力を鍛え、ファッション業界で幅広く活躍できる力を養います。

カリキュラム
1年次
ー 空間デザイン領域共通 ー

発想力と基礎力を鍛える

造形のエレメント(線?面?量)を用いた立体造形力の訓練を行う。模型からつくることで平面構成にとらわれない立体的な造形力を鍛えることができる。使用する材料はスチレンペーパー、発砲スチロール、スタイフォームなど加工の容易な素材を自由に選択する。

  • 「柱?壁?床」群造形による立体基礎

    造形エレメント(線?面?量)を用いた立体造形力の訓練。模型制作の基礎も学びます。

  • 「身体と造形」布を中心とした立体造形基礎

    パターンメイキングの基礎を学び、布の特性である柔軟性を学びます。また、ボディ(立体)とパターン(平面)の関係性のイメージをつかみます。

  • ワンボードファニチャと樹脂加工

    板材の加工、一定の大きさの板を余すところなく使って家具を制作するワンボードファニチャと、樹脂を加工して自由成形し、生活雑貨を制作します。

2年次

コスチュームの基礎となる
技術や考えを学ぶ

自由な発想で自分にしかできない服づくりを行うため、さまざまな技術を習得。染色や織物の技術を学び、自ら素材をつくることからはじめる。

  • 服飾造形の基礎

    デザイン画の基礎から応用まで、また服作りの基礎となるパターン、縫製を学び、衣装制作方法を習得する。

  • 染色、プリント技法

    テキスタイルデザインの基本となる連続模様の展開方法を学び、スクリーン捺染技法や引き染め技法によるオリジナルの布を制作します。

  • 織物技法

    布や服地、帯など身につける物を制作し、平織や綾織など、布の基本となる織物構造や格子柄を学びます。

3年次

衣装制作を通して
独創的な表現を追求する

市場研究やコンセプトの構築法などを学び、自分自身のテーマをもとにコスチュームを制作。また、インスタレーションや舞台衣装制作にも挑戦する。

  • オリジナルコスチューム

    視覚的イメージ、感覚的イメージから創り出される作品に加え、コンセプトに基づいて、テーマ性を重視しながら、オリジナルコスチュームを創作します。

  • インスタレーション

    伝統的な技法から、素材のリサーチ、加工法まで、幅広く素材加工のアプローチを行い、素材から発想した布による作品を制作します。
    さらに、空間における効果を考え、実際に学内ギャラリーにて展示シミュレーションを行います。

4年次

専門研究を通して
自己の世界観を確立し、表現する

めざす方向にあわせて追究したい研究テーマを設定。卒業制作は、京都市中の会場を借りて、本格的なファッションショーを開催します。ファッションショーは空間づくりや舞台演出まですべてを学生自らが行い、4年間磨いてきた感性と創造力、技術力を総動員して発表します。

  • 卒業制作

    デザインおよび自己表現が社会に果たす役割について考察し、個人研究テーマに基づいて各自でリサーチを行い、作品を制作します。

NEXT
TOPIC
専門性を高める「横断的な学び」<例>

他分野の学びを取り入れ“服づくり”の可能性を広げる。

例

他分野の学びを取り入れやすい成安の学び

社会と関わる「実践的な学び」<例>

伝統素材「近江の麻」を活かしたストールを制作し、地域で展示。

東近江市のファブリカ村と連携した「近江の麻ストールデザインプロジェクト」で、滋賀県の伝統産業のひとつ「近江の麻」を素材としたストール制作に取り組みました。近江の麻のよさをより一層引き立てるために、学生たちは染色や刺繍、素材の組み合わせといった表現方法を工夫し、さまざまなオリジナルデザインを提案。完成した作品は県内の社寺や旧小学校で展示され、多くの来場者の目を楽しませていました。

社会実践の機会が多い成安の学び

「近江の麻ストールデザインプロジェクト」の写真
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